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2024.4.2
「アルジェリアの近代建築と都市計画」及び「アルジェリア・ムザブの谷のオアシスにおける伝統的水利システムの形成と変容」(松原康介筑波大学准教授による講演会)


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2024年3月27日(水)14時より在京アルジェリア大使館にて、松原康介・筑波大学理工情報生命学術院准教授による講演会「アルジェリアの近代建築と都市計画」及び「アルジェリア・ムザブの谷のオアシスにおける伝統的水利システムの形成と変容」を開催しました。後者の演題は本来筑波大学の和田夏音氏を講師として予定していましたが、体調不良のため急遽松原准教授が代理で講師を務めたものです。
本講演会は4年ぶりの大使館での対面講演会となりました。
冒頭、ブーラハベル大使より参加者に対し歓迎のご挨拶がありました。

最初の演題では、アルジェリアの建築の移り変わりを、オスマニザシオンやムーア様式に代表される植民都市、ヴィシー政権下の近代建築と辿った後、ガルダイヤの建築に大きな影響を受けたル・コルビュジエとアルジェの都市計画に関与した仏建築家プイヨン、そして独立後のアルジェの集合住宅計画に関わった日本の建築家番匠谷堯二氏について興味深いお話を豊富な写真と共にしていただきました。
また、次の演題では、ムザブの谷独特の地下水利システムについて、和田氏の研究をベースに、洪水を希少な水資源として利用する独特の水利システムをカナート等従来のシステムとの違いなどを含めて説明いただきました。
本日の講演は、アルジェリアの建築、都市計画、水利と専門的な分野ではありましたが、参加者は理解が深まるにつれ、それらの土地を訪問してみたいとの感興を持たれたのではないでしょうか。

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